良寛さん
「良寛さん」
令和三年1月24日日曜日
良寛さんって名前は知ってても
どんな人か知らんかった。
板宿の井戸書店が主催する大人の人間塾で
良寛さんに関する本を読んで
めちゃくちゃ面白いお坊さんやったんだと知った。
江戸時代の後期の人で、
今の新潟県にあったお金持ちの家で生まれて
商売を継ぐはずだったんやけど、
人のしがらみが嫌になって
お坊さんにならせてくれと親に頼み込んで
禅僧になった。
お坊さんになってからも
お寺の住職になってしまうと
修行僧を育てたりしないといけないし
その当時のお寺の役割として
地域の様々な政治的なこともしないといけなかったので
やはりしがらみが嫌で住職になるのを拒み通した。
これだけ聞くと、責任感のない
今で言うニートみたいなイメージだが
良寛さんは
ホームレス生活や乞食をして
ものを持たずボロボロの衣を着て
食うや食わずの生活を何十年も続けて修行をした。
詩を詠み、書を書き
子供たちと遊び
孤独な生活をしながら風流に親しみ
人生を全うしたそうな。
時々、良寛さんを訪ねて
一緒に詩を詠む人もいたという。
不思議な人やったんやなぁ。
会ってみたい。
だから本の中で会おうかな。
1065日目。
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