カネは使わんと儲からんとだけん
「カネは使わんと儲からんとだけん」
令和三年2月20日土曜日
またまた先日読んだ姜尚中氏の『母(オモニ)』の話。
オモニのセリフに出てきて
ワタクシいっちゃんのハートに刺さった言葉がある。
『カネは使わんと儲からんとだけん』
オモニは人に言えないほどの苦労を重ねて
やっと少しだけ出来たカネを、困っている人の為に使う。
自分たち家族が食えるか食えないかギリギリの時でも
困っている人に手を差し伸べて一緒に暮らしたりするオモニの口から出た
重みのある言葉だ。
本当にカネというものは
物質的な価値は全く無いけれど
カネの使い方は高い価値になったり
低いどころかマイナスの価値にもなる。
ワタクシも55年生きてきて
何となくオモニの言ってることが解る。
カネを使ったら儲かることが。
カネを手放さずに腹巻の中に挟んでおいても
温くもならない。
大事なことにカネを使ったら
周りの人の喜びによって心が温くなり
あったかくなる。
それを儲かった、って思う。
1086日目。
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