いっちゃんブログ

夫婦経営の散髪屋から脱却し、理容師育成に取り組む いっちゃんのブログ

場所

「場所」

 


令和3年5月26日水曜日

 


昨日、コジマ師匠の数十年来のお客様の息子さんと奥さんが突然訪ねてこられて

そのお客様が亡くなったと聞かされた。

 


次の予約を取って下さるので

もうそろそろ来られる日が近づいていたのだが

急に亡くなり、

お父さんの携帯電話の履歴を見て

お世話になったから、と

わざわざ報告をしに来てくださったのだ。

 


その奥さんも昔、まだインフィニィトで女性のカットをしていた時代はマメに通ってくださっていた。

 


男性専門として特化していく決心をし、

頭を下げて知り合いの美容院を紹介したので

奥さんと会うのは10年ぶりくらい。

 


息子さんも若い時は通ってくれていて

かなり久しぶりの懐かしい気持ちと

その方が亡くなったと言うショックで

何とも言えない気持ちになった。

 


亡くなってまだ1ヵ月も経っていないらしいのだが

思い出して報告しに来てくれるなんて

本当にありがたい。

 


前回のカットをしてから亡くなるまで

そんなに経っていなかったので

『さっぱりした頭で旅立つことができたよ』と奥さんに言っていただけたのが

せめてもの救いの言葉だった。

 


息子さんの言葉が印象的だった。

 


『親父は酒を飲まへんから

行きつけのお店っていうのが散髪屋くらいしかなかった。

いつもここでリラックスするのを楽しみに通っていたと思う。

職場でも言わへんこと

家族にも言わへんこと

喋ってたんやろなぁ・・・』

 


ホンマにその通りやと思う。

 


行きつけの散髪屋とは、

しがらみの無い

自分だけの、ひとりの人間として

存在できる場所かも知れない。

 


大金持ちだろうが、偉い先生だろうが

同じ店の散髪の代金は平等だ。

 


話す内容も

プライベートのことを自分が言わなければ

無理矢理聞き出されることもない。

 


いち個人として

ただ、ひとりの人間として

扱ってもらえる場所。

 

 

 

1133日目。

 

 


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