理容師を育てるオバチャン💈いっちゃんブログ

夫婦経営の散髪屋から脱却し、理容師育成に取り組む いっちゃんのブログ

好きになっちゃうお店とは

2025年10月29日水曜日

 

ちょっと大きい本屋さんの手帳売り場でのこと。

70歳くらいの上品なおばさまが、20代くらいの男性店員さんを呼んでこう言った。

 

「ちょっとちょっと、この手帳いいなと思うんだけど、ボールペンを挟むところがないのよね。私はいつも高橋の手帳が好きで使ってたけど、あれにはボールペンを挟むところがあったのよ。この手帳がいいなと思うけど、ボールペンを挟むところがないのよ。何かないかしらね。」

 

私は内心、

『ボールペンくらい、なんか適当に挟んどけばええんちゃうかな…』

と思いつつ、店員さんがどう対応するか興味津々で耳をダンボにして聞いていた。

 

 

 

 

丁寧な接客に感心

 

 

店員さんは落ち着いた声で言った。

「そうですね、この手帳にはボールペンホルダーがないですね……。うーん、この売り場にはちょっと無さそうです。僕だったら、こんな感じで表紙に挟んで使いますけれども。」

と、自分の胸ポケットからボールペンを取り出し、実演してみせた。

 

 

するとおばさまは、

「そんな使い方もあるのね。でも、それだと手帳がボコっとなっちゃうわねぇ。」

と、なおも話を続ける。

 

その後も「今まで気に入っていたのは…」「何かいいグッズはないかしら」と延々と続く。

 

私は正直『なかなかこだわりの強い人やなぁ…』と思いながらも、店員さんがずっと穏やかに話を聞いていることに感心していた。

 

 

 

本当に「いい接客」とは

 

 

しばらくして店員さんは、

「この売り場にないものもあるかもしれませんので、カタログを見てきてもいいですか?」

と声をかけ、レジカウンターへ。

 

2〜3分後、戻ってきてカタログを広げ、

「こちらのタイプでしたらボールペンが挿せるのですが、この店舗には置いていません。他の書店さんならあるかもしれません」

と案内していた。

 

私はそこで痺れを切らして帰ったので、その先は知らない。

けれど、この店員さんの接客対応は本当に勉強になった。

 

 

 

 

値段が同じでも「行きたいお店」がある理由

 

 

本屋さんは、全国どこでも同じ価格で本や手帳を売っている。

違いが出るとすれば、品揃えの多さやディスプレイのきれいさ、そして──接客だ。

 

コンビニだってそう。

置いてある商品も値段も同じなのに、

「この店は行きたいけど、あの店は行きたくない」

と感じるのは、接客する人の違いが大きい。

 

 

 

 

サロンも同じ

 

 

インフィニィトは理容室だから、もちろん同じではない。

でもスタッフの知識、対応力、笑顔、立ち振る舞い。

それはすべて“サービスの質”として料金に含まれている。

 

お客様が「ここがいい」と感じるのは、技術だけじゃない。

接客の温度が大きく影響している。

 

だからスタッフには、

昨日の自分より今日の自分の接客力が少しでもよくなっているか──

その点検・確認を毎日してほしいと思う。

 

 

 

📅 1241日目。

 

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