しょみそとただのみそ
令和二年5月31日日曜日
「しょみそとただのみそ」
あるところに、しょみそとただのみそがおりました。
しょみそはラーメン屋のおっさんの目に留まる、おいすいおいすいみそでした。それに比べてただのみそは、本当にへーぼんなただのみそでした。でも、ラーメン屋のおっさんは情が深かったので、しょみそもただのみそも一緒に買ってくれました。
ラーメン屋につくと、やっぱりただのみそはほったらかしで、おっさんはしょみその袋を開け、ナベの中にほりこみました。
(ただのみそ「いいなぁ…どうせオレは、ただのみそだよッ、チッ」)
ただのみそが舌打ちをした、その時です❗️ナベの中から、しょみその悲鳴が聞こえてきました。
(しょみそ「ギャーたすけてー‼️体がみるみる溶けてゆくー‼️」)
そうです。しょみそはナベの中で、溶けてなくなって(亡くなって)しまったのです。ただのみそは思いました。
(ただのみそ「あー、オレはただのみそでよかった。もしオレがしょみそだったら、今頃ナベでどろ②に溶けていただろう。」)
そしてただのみそは、これからはありのままの自分を愛し、自分に自信を持つことにしました。
そしてしょみその墓参りに行きました♥️
END
910日目。
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